水曜3限日本国憲法受講生へ
12月26日2限に補講を行います。
3限ではなく「2限」であり,教室も,9301ではなく「9303」教室となりますので,注意してください。
なお,講義中にも伝えましたが,都市創造工学科の学生以外は,他の補講とバッティングしているなどの理由がある場合もあるでしょうから,出席を任意とします。
行政法の講義では,現在,石川敏行・藤原静雄・大貫裕之・大久保規子・下井康史共著『はじめての行政法』をテキストにしていますが,資格試験を目指す方向けに,若干演習書等を含めて紹介することにします。
1.宇賀克也・大橋洋一・高橋滋編『対話で学ぶ行政法 行政法と隣接法分野との対話』(有斐閣,2003年)
有斐閣の法学教室という法律を学ぶ学生向け雑誌に連載されたものを単行本化したもの。かなり高度なことまで扱われているが,対談なので,比較的読みやすい。行政法の勉強をしていて疑問におもったときにこの本を読んでいるといないとでは理解にかなりの差が出ると考えられる。
2.藤田宙靖『行政法入門(第5版)』(有斐閣、2006年)
最高裁判所判事をつとめる,元東北大学教授による入門書。いわゆる通説的な議論をすべてふまえながら,具体例を豊富にあげて語りかけるように書かれていて,非常に読みやすい。テキストの次に読むことを薦めたい。
3.『行政法 <第二版> (伊藤真試験対策講座 13)』
弘文堂から出版されている,司法試験等の対策塾である伊藤塾が編著の本。いわゆる予備校の本なのであるが,なかなか侮れない。章ごとの択一問題は結構有用。
4.高木光『プレップ行政法』(弘文堂)
版を重ねている。特徴は六法がなくても大丈夫なところ。どんなにゆっくり読んでも2週間はかからない。かんでふくめるように解説されているので,初学者には非常にありがたい本である。
すでに4冊。本当はもう少し高度な本も紹介しようとおもったのだが,それはまた今度の機会にしよう。
水曜日3限,水曜日4限,金曜日4限の日本国憲法受講生へ
講義で表現の自由を扱っていますが,その際の参考説例です。
モデル小説の執筆者の表現の自由は,次の場合,尊重されるか。
1.モデルが元政治家である場合(「宴のあと」事件判決参照)
2.モデルが一般私人である場合(「石に泳ぐ魚」事件判決参照)
講義で扱った,法定受託事務の内容についての補いです。
第一号法定受託事務
1.国会議員選挙管理,自衛官募集協力,国勢調査実施,旅券申請受理・交付など
〜本質的な国の事務の一部を自治体が受託処理するもの
2.戸籍・外国人登録,国道・二級河川管理,地価公示,犯罪被害者給付など
〜現行の国家管理法制に服する事務
3.産廃監督,農地転用許可・届出受理,大店立地調整,社会福祉法人許可,生活保護決定・児童手当など
〜現行法律上擬制的に法定委託
1.2.⇒ 本来的法定受託事務
3.⇒ 非本来的法定受託事務
3は,将来自治事務化されていくことが望ましいもの
(以上につき,兼子仁・自治体行政法入門26頁以下参照)
講義中にちょっと駆け足気味にあつかってしまったので,ここでフォローしておくことにします。